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事件ファイル

実際に起きた事件の記録から、証拠を選び、捜査の分岐をたどる。気になった一件から始めてください。

人気 1美術品盗難 / 1911–1913

消えたモナ・リザ

壁に残ったのは、四つの鉄の掛け具と、そこだけ色の違う四角い跡。人々は絵ではなく、その空白を見るために並んだ。

フランス / イタリア・入門
人気 2誘拐 / 科学捜査 / 1932–1935

書き写しただけの番号

給油所の店員が、受け取った十ドル札の余白に車のナンバーを書いた。二年半前に始まった事件と、その走り書きは、まだ結びついていなかった。

米国・中級
人気 3DNA鑑定 / 1983–1987

DNAが無実を証明した日

五千人分の血液が集められた。その技術が最初に示したのは、犯人の名前ではなく、自白した男が犯人ではないという事実だった。

英国・中級+
誘拐 / 資金追跡 / 1935–1936

紙幣が動いた九日間

少年は一週間あまりで帰ってきた。残ったのは、番号を控えられた二十万ドルの札束と、それを使う者の行方だった。

米国・中級
言語分析 / 長期捜査 / 1978–1996

17年目の文章

現場には指紋も繊維も残らなかった。フードとサングラスの似顔絵を一枚残して、犯人は十七年間、誰でもなかった。

米国・上級
デジタル鑑識 / 1974–2005

最後の通信

三十年近く、沈黙していた。2004年、同じ署名の手紙が、また届き始めた。

米国・上級
捜査系譜学 / 1970年代–2020

四十年間、名前のない証拠

何度照合しても、名前は出てこなかった。保管庫の箱の中で、現場のDNAだけが四十年待っていた。

米国・極秘
強盗 / 内部崩壊 / 1950–1956

完全犯罪、あと五日

ハロウィンの仮面と、そろいの制帽。十数分で運び出された現金の行方がわかるまで、六年かかった。

米国・中級
恐喝 / 対空脅迫 / 1971–1972

本物でなければ、脅しは通らない

貨物室に爆弾がある、と電話は言った。乗客乗員128名を乗せた機は、燃料が尽きかけるまでシドニーの空を回り続けた。

オーストラリア・中級
美術贋作 / 科学鑑定 / 1990年代–2011

見えなかった一色

専門家たちは、何度見ても本物だと言った。二十年近く、その絵を退けた者はほとんどいなかった。

ドイツ・中級
強盗 / 金庫破り / 2003–2005

破られなかった金庫室

扉に傷はなく、警報も鳴らなかった。開いた金庫室の中で、百を超える貸金庫だけが空になっていた。

ベルギー / イタリア・中級
金融不正 / 内部統制 / 1992–1995

二つの椅子に座った男

シンガポールの取引フロアに、誤差を入れておくための口座があった。番号は88888。二百三十三年続いた銀行が、そこから消えた。

イギリス / シンガポール・上級
大規模強盗 / 監視捜査 / 2015

警報は鳴っていた

壁に、円い穴が三つ重なって開いていた。警報は鳴っていた。誰も現場に来なかった。

英国・中級
大規模詐欺 / 紙幣偽造 / 1925–1932

本物の偽札

紙も、インクも、印刷所も、本物だった。それでも、その札は出回ってはいけない札だった。

ポルトガル/英国・中級+
証券詐欺 / 銀行間取引 / 1991–2003

動いたのは、紙だけだった

金庫に証券は無かった。銀行のあいだを回っていたのは、それがあると書かれた一枚の紙だけだった。

インド・中級+